花組誕生100周年特集
花組100年の歩み
1914年に発足した宝塚歌劇団は、観客数の増加に伴い、1921年、2つの劇場に分かれて公演を行う2部制を取り入れました。同年、この流れを受けて誕生したのが花組と月組です。
1927年、花組は日本初のレビュー『モン・パリ(吾が巴里よ)』を上演、日本の舞台芸術に新たな息吹をもたらします。1975年には、『ベルサイユのばら-アンドレとオスカル-』で空前の“ベルばら”ブームをさらに盛り上げ、誕生から100周年を迎えた2021年の今日まで、華やかさに実力を兼ね備えた組として人気を得てきました。
花組歴代スター紹介
心に残る数多の名作を生み続けてきた花組。その中心には、個性豊かな魅力で観客を惹きつけるスターたちがいました。100年の歴史を彩ってきた、花組歴代スターの豪華な顔ぶれをご紹介しましょう。
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高峰妙子
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瀧川末子
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奈良美也子
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汐見洋子
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神代錦
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打吹美砂
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越路吹雪
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淀かほる
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星空ひかる
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麻鳥千穂
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甲にしき
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榛名由梨
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安奈淳
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松あきら
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順みつき
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高汐巴
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大浦みずき
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安寿ミラ
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真矢みき
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愛華みれ
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匠ひびき
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春野寿美礼
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真飛聖
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蘭寿とむ
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明日海りお
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柚香光
現・花組トップスター 柚香 光
現代的なルックスとシャープでダイナミックなダンスが魅力のトップスター。観客の心を掴んで離さない圧倒的なオーラを放つ。その恵まれた資質に加え、役の性質を的確に捉えたきめ細やかな演技にも定評がある。花組の新たな歴史の担い手として、より一層の活躍が期待される。
プロフィール
東京都出身。2009年4月『Amour それは・・・』で初舞台。同年5月、花組に配属。2014年『ラスト・タイクーン —ハリウッドの帝王、不滅の愛—』で新人公演初主演。同年『ノクターン -遠い夏の日の記憶-』で宝塚バウホール公演に初主演。2015年第二回台湾公演に参加。2017年『はいからさんが通る』(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ/日本青年館ホール)に主演し、眉目秀麗な陸軍少尉、伊集院忍を体現。2018年『ポーの一族』ではバンパネラとなる少年アランの葛藤を巧みに表現。同年全国ツアー公演『メランコリック・ジゴロ』『EXCITER!!2018』で主演を務める。2019年、少女漫画の金字塔的作品『花より男子』(TBS赤坂ACTシアター)に道明寺司役で主演し、クールな持ち味と繊細な演技で好評を得る。2020年東京国際フォーラム公演『DANCE OLYMPIA』より花組トップスターに就任。同年『はいからさんが通る』で宝塚大劇場お披露目を果たし、さらに包容力を増した舞台姿が観客の心を捉えた。2021年1~2月『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』(東京国際フォーラム ホールC/梅田芸術劇場メインホール)ではプレイボーイのジミーに扮し、コミカルでスタイリッシュな魅力を披露。同年4~7月『アウグストゥス-尊厳ある者-』では、やがて古代ローマの英雄となるオクタヴィウスの揺れ動く心情を丁寧に演じた。同年8~9月全国ツアー公演『哀しみのコルドバ』より星風まどかを相手役に迎え、数奇な運命に翻弄される闘牛士エリオを情熱的に演じて好評を博した。
花組誕生100周年を記念する三井住友VISAカード シアター レビュー・アニバーサリー『The Fascination(ザ ファシネイション)!』-花組誕生100周年 そして未来へ-は、“花”をテーマにしたダンスシーンを中心に展開する華やかなショー。花組の歴史と、現在の魅力を同時に体感できる、魅力溢れる作品です。花組の伝統を未来へとつなぐ瞬間を、是非劇場でご覧ください!